- 2013-08-22 (木) 23:12
- 読書レビュー
大手銀行にバブル期に入行して、今は大阪西支店融資課長の半沢。支店長命令で無理に融資の承認を取り付けた会社が倒産した。すべての責任を押しつけようと暗躍する支店長。四面楚歌の半沢には債権回収しかない。夢多かりし新人時代は去り、気がつけば辛い中間管理職。そんな世代へエールを送る痛快エンターテインメント小説。
「やられたら、倍がえしだっ!!」
・・・・・・いや~痛快でした、、、、、久々に読みごたえがありました~はじめはドラマで観て、あまりのおもしろさに「これは原作も外れはないだろう・・・・・」 と読み、TVが一週空いたので今のうちに・・・・・と本屋に立ち寄り早速、購入。
まんまと期待を裏切ってくれました・・・・・・・予想をはるかに超える以上におもしろい。
最近はお金の出し入れも便利な世の中で、ほとんどはATMかコンビニエンスで済ませていた自分ですが、細部にまでわたり銀行の内部が書かれております。それもそのはず、原作者の池井戸潤さんは元銀行員。失礼ながらはじめて聞いた名前でしたが・・・・・・・他にもたくさん出されているんですね~さすがは経験者です。内部から、描写から、厚みが違う。
「来週の放送に間に合うかな・・・・・?」
なーんて甘い予測で考えておりましたが、気づいたら一気読み。
しまった、、、、、これだったらもう一冊の続きも買っておくんだった・・・・・・・
まぁ楽しみはあとにとっておきたい。
文章になると、ドラマで書ききれなかった細かい銀行内部の業務説明や、ストーリーの細部を創造させてくれる内容、その中で一直線に走る半沢の個性と熱意。感情移入度が半端ではありません!!!ドラマとは少し違う箇所もございましたが、本は本でぜったいに損はしない仕上がりです。
評価:4.9(5点満点)
オレたちバブル入行組 (文春文庫)
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