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現代の神道・神社はどうあるべきか?「神道のちから」

神道のちから

近年、パワースポットとして注目をあつめる神社――しかし、現代人は驚くほど神道や神社のことを知らない。見えない存在である神様を感じる方法とは、祈りの場では何が起こるのか、などなど、神道界のトップが今すべての日本人に語り明かす心に響く神社の話!

神社神道界の二大トップ、神社本庁の北白川統理とおなじく神社本庁の田中総長。「統理」とは代表のまとめ役、「総長」とは事務のまとめや実働部隊の最前線を走る役、、、、とわければ解りやすいでしょうか。

その田中総長(田中恆清先生)が著作された本です。

とてもパワフルで熱い心を持たれ、清廉潔白で他人やご自分に厳しく一言一言がずしりと心に響く恐ろしい方、、、、、「泣く子も黙る、田中総長」と蔭で呼んでおりましたが(笑)するどい眼光の奥には強く深い愛情をたたえた方です。全世界を飛び回る神社本庁総長の肩書きと、京都石清水八幡宮宮司、またその忙しい合間を縫って夏季は京都國學院の先生をされております・・・・・「次世代の神職をどうしても直接、育成したい。」という自ら強いご要望があり、その教えを請うためにわざわざ京都國學院に通われる方も多いと聞きます。

本の内容は、パワースポットと呼ばれる神社の現代の役割から、3月11日の東北大震災の時に神社庁はどう考え、どう動いたのかの裏話。現代の人と神、人と祭りの関わりへの考察と、日本が誇る石清水八幡宮の歴史を紐解きながらその役割が書かれております。

いや、、、やっぱりトップとして最前線で動かれる方の話は一味二味違いますよ・・・・・

普段はなかなか聴ける話ではございません。(ちなみに情けない話ですが、石清水八幡宮の役目と成り立ちは目から鱗でした・・・・・・)

自分は秘かに、「田中先生は古い神道界のパイオニアだ。」と心酔しております。単なる表面上のきれいごとだけでなく、今の神社神道の構造を客観的に捉え、また新しいことにドンドンと有言実行で着手される方です。歴史を重んじる京都において、多くの宗教の垣根を越えて現代での『神仏習合』を蔭で支えた陰の立役者は、この方をおいて他にいらっしゃいません。きっと神道史の歴史に名を残される方のお1人でしょうね・・・・・・・・・

かくいう管理人も二年連続でこの先生の授業をみっちり受けさせて頂きましたが、、、、、、厳しかったですねぇ、かなり怒られました(苦笑)でも授業は最高に楽しかった!河内弁でユーモラスに話す語り口調は今でも忘れられません(笑)

評価:★★★(5段階中)

※もうちょっと「心」の部分を説いて欲しかったかなぁ~それでも、石清水八幡が好きな人・日本とのかかわりに興味がある人なら4.5は行くと思う。全部書いちゃうと厚すぎて誰も買ってくれないのかな・・・?

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コメント:4

しの 12-10-01 (月) 12:09

著者の方は勿論、テーマも関心あります。読んでみよう♪ま手元の本を読破したら(笑)

管理人 12-10-03 (水) 21:29

しのさん
今ですね、全力で今までで一番面白かった神道の本を読んでますっ!!その内紹介させて貰うね、お楽しみにぃ~

とり 12-10-05 (金) 22:25

まだ、手元に来たばかりで読んでないんですが、表紙めくったらものすごくいい笑顔の写真が目に飛び込んできまして、ああ、この方の書かれた本なら読みたいと心から思いました。
これから読みます!紹介ありがとうございます!
本を貸してくれたsさんにも超感謝mm自分も買うよ!!

管理人 12-11-25 (日) 14:19

とりさん
なかなかですよー田中宮司。事実上、神社界のトップですからね・・・・・読んで損はないと思います!

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