ヨーロッパ放浪記１５　スイス・ジュネーブ 編

続き。

ついに想い出の国「モナコ」 から美しい自然の国、「スイス」へ。

列車の時間調節をミスしてしまい、ついたのは夜中の２２時。

着いてそうそう感じた事は・・・・・「うわ。物価が高けぇ！」これは貧乏旅行の管理人には物質的にも精神的にもかなりのダメージを与えました。夜も遅く、今から安いユースホステルを捜すのは無謀に近い・・・・・かと言って今空いているホテルはどれも割高、、、、仕方ない、今夜は野宿しよう！！と心に決めてもはじめての国でいきなりの野宿はちょっと危険だ・・・・・と頭はめまぐるしくいろんな色の点滅信号を繰り返し、迷った挙句ついには思いきって、『割と高級チックなホテル』 へ・・・・・

「げ・・・・ここ良いホテル～居心地いい～バス・トイレきれーぃ・・・・」

本来なら喜ばないといけないシチュエーションですが・・・・この場合もホテルとはお値段が伴っての事。貧乏が身に染みている管理人には嬉し悲しい状況でした。

その日は朝食もボリュームがあって（そりゃその分の料金が・・・・・・）しっかり朝ごはんを食べ、パンもお代わり自由だったので申し訳ないと思いつつもバックに入れれるだけ詰め込み（苦笑）とても活躍してくれるジャムやバターもポケットに詰め込み・・・・・ありがたい事に昨夜は捜すのを諦めましたが割と近い所にユースホステルがある事が判明。

町をぶらつきながら歩いてホテルまで散策。途中で公園らしき所に到着。日記を開いて今までの自分の心を記録していく。

ここで３～４個決めた事があります。

・ 過去を振り返らない。無くしたものがあれば得るものがあると覚悟する
・ 出会いを大切に、出会いは自分から求めていく
・ とにかく節約をする

まぁなんですか・・・・当時はテレフォンカードの使い方が解り、「声が聞きたい病」 が流行っていた時期でもございまして（笑）確かに勇気づけられるんですけど当時の自分の 『前進するため』 の一番の敵は 『想い出』 でした。これに一度捕まればなかなか逃げ切るのに時間と体力と・・・・いぇなによりも気力が必要でして（苦笑）

まぁなんですか・・・・情けない話ですが、気を抜くとすぐに過去に戻りたがる自分自身に一線を引いて、今の前向きな心を忘れない為、後ろに戻らない為に釘付けにするための自分との契約書だったと思います・・・・・

当時からスイスは綺麗な国でした。ジュネーブに至ってはゴミの少ない町、永世中立国というイメージが強く平和な町、レマン湖からはじまり排気ガスがゼロの町「ツェルマット」に氷の山「マッターホルン」と自然がいっぱいの町、、、、、、まぁこれは日記が進むにつれて細かい思い出を語らせて頂きますが・・・・・・・・

それとは反対に今でも恐怖で鳥肌が立つ 「不思議な体験」 をした場所でもあります。

ともあれ無事にユースホステルに着いた管理人は、ロビーで大阪から一人旅で旅行に来てた日本人女性、バックパッカーＮさんと、だだっ広いドミトリーの部屋の中に入ればそこにはポツンと一人で瞑想していた（？）インドネシア人の方と知り合いになりました。

続く。

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